日本人は古代から一木一草に、祈りや願いを込めて暮らしの中に飾っていました。
伝統文化というと堅苦しいと思われてしまいますが、とても合理的で無駄がありません。
伝統文化は生活文化でもありとても身近なものですよ。
端午の節句にかかせない菖蒲のお話は前回しましたので、今回は柏もちにスポットを当てますね。
菖蒲のお花の話↓↓
5月は季節の変わり目で「毒月」と呼ばれ病気にかかる人が多かったようですね。
涼しい時、真夏のように暑くもなり、体調を崩しやすい時期でもあります。
厄除け毒除けに玄関に菖蒲、ヨモギなど、抗菌作用がある植物を吊るして効果を得ていました。
ここは日本の先人の知恵ですね。
素晴らしい~
端午の節句は5月5日。
男の子のお祝いでもありますが、こどもの日ですからお子さまのみんなの成長もお祝いします。
子供の日の和菓子としてメジャーな柏餅を食べたことはありますか?
今年は作る人が多いかしら・・・
この柏餅は柏の葉でくるまれていますね。
柏の葉には抗菌作用があり香りもよく疲労回復、心が落ち着く効果もあります。
現代でいうアロマ効果ですね。
柏の木には「神が宿る木」
新芽が出るまで古い葉は落ちずに新芽がそだつまで、守っていたところの姿が柏餅の姿へ変わっていったのでしょうね♡
ずっと落ちずに守る!
子供の成長を願う親の愛の深さを感じ、自分と照らし合わせて息子のことを守っているのか?
と、自問自答したものでした。
子供を守る覚悟、決意が草木からみて学べる。
枯れてもなお子供を守る覚悟が素晴らしい
そして絶えず子供を守るので「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起をかついでいますね。
この縁起物は他にもたくさんありますが、季節の行事の時にご紹介しますね。
柏餅は時代はさかのぼって江戸時代には生まれていました。
まだ冷蔵庫があるわけではありません。
食料の腐敗を防ぐためには、植物の抗菌、防腐効果のあるものがすでに用いられていましたよ。
これも先人たちの知恵ですね。
関東ではこの柏餅が主流でしたが、日本の縦長の地形により関西は柏木が育たない環境だったのでサルトリイバラなどの葉で包むお餅をくるんでいるのも、地域で面白いですね。
日本の伝統文化は本当に地域で違い、また地形気候により植物の生育も変わるので、私自身知らないが多くあります。
私の地域ではこんな伝統があるよ~と教えてくださる方がいらしたら嬉しいです。
お花が飾る環境を整ていきましょう。
まだまだ続くおうち時間をお花で楽しでくださいね。
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